おはようございます。
20代は比較的夜型でしたが、30代になってから完全に朝型になりました。子どもが就学し、リズムがかなり規則正しいというのもあるかもしれません。
朝、自分の時間を持てると、やっとアウトプットでき、忙しなく焦る気持ちが少し落ち着く気がします。
画像は剥落した部分に補彩させて頂いたものです。
現代の日本画。画面の状態があまり良くなく、自分も日本画を描く上で、素材が剥落しないように、長く状態が保てるようにすることは、作家の勤めだな…と身に染みました。
絵を見るのは描いた方の想いが伝わるところが好きです。何に興味を持ってたのか、画面をどうしたいと思っていたのか、単純に良い!と思える絵に出会えると生きていて良かった…と何故か思えます。
一枚の絵を描くのは、一つの人生を過ごすのと似ているなと思います。
描き初めのワクワク感や湧き上がる生命力。思春期のような悩ましい経過。ここからはまだ実際の人生では過ごしたことはありませんが、晩年の安堵感や、全てが空になるような、腑に落ちて手放せる感覚。
それは大きな絵でなくても、絵葉書みたいなサイズでも同じような感覚があります。
日々の生活に追われ描けていない時も、それでも頭の片隅にいつも絵のことがあります。
作家の先輩に子育てや仕事で絵を描く時間がなかなか持てないことを話すと、「絵は哲学だから、描いていないその時にも、その人の中で哲学は育ってる」と教えてくれました。
いま私は子どもの一番大切な時期に関わっていると思います。そこからは学びが多く、いま自分の中の哲学が育っているんだと、そう思うと絵を描く時間が短いことを嘆くよりも、感謝する気持ちの方が膨らみます。
何にも代え難い経験をさせてくれる子どもたちに感謝です。
今日も元気にいきましょうー!
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