旅立ち

Artworks

気持ちよい天気が続きますね。

私事ですが四月の佳き日に、息子が小学校に上がりました。

寒の戻りのおかげで桜も残っており、素敵な温かな入学式でした。

時が経つのは本当に早いですね。

日子過的好快。

台湾に留学してこの中国語を習ったのは、大学卒業してすぐのことなので、もう10年前になるんですね。恐ろしいスピードです。

最近、これまで何をしてきたんだろう…と落ち込むことがありました。

もっと謙虚に懸命に、描いてくれば良かったという後悔です。

たまたまお会いした写真家さんにそんなお話をしていて、人生の先輩として色々アドバイスを頂きました。

改めて自分の描きたいものをもう一度考え直すきっかけになりました。

自分の描きたいものを描く。

そうでないと、間違った方向に逸れてしまう…。

色んなことがあるのに、色んなことを忘れて人は生きていきます。

その時々で必死に生きている訳ですが、こうやって振り返ると、それなりに頑張っているわけで。全否定せずに肯定することも忘れてはいけないなと思います。

とりあえず周りに沢山の人がいたこと。改めて振り返って、有り難く思います。

私は12年前に、自分の想いを詰め込んだ大作を卒業制作で描きました。

その絵には人間が生きることの強さや、怒りも含めた感情、パワー、そしてそれを超えてあの世へ逝った人への鎮魂の意を込めて描きました。

童仙煙雲図 2010年

拙く、乱暴で、駄作だったかもしれませんが、何にも囚われずに描きたいように描いていました。

しかし評価を受けた時、勉強不足だと非常に多くの指摘を受けました。

中にはこういう絵は苦手だから、コメントしたくないと講評中なのにコメント拒否の先生もいらっしゃいました。

とにかく恥ずかしくて、隠れたくて、逃げたくて。

人前で凄い先生方に酷評されるという経験は、弱過ぎる自分には過酷過ぎて。

今思うとそんな風に言葉を頂けるだけでも有り難い話で、自分を顧みるチャンスだった訳ですが、当時の自分は恥ずかしいくて悲しくて、自分の絵の世界から逃避していたように思います。

何でですかと言われて、分からないけど描かずにいられませんでしたでは許されない。何某か説明のできない絵は怖くて描けないと思いました。

長くなってしまいました。

今日はこの辺で。

今夜はきっと月が綺麗なはずです。

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