ひとり美術館

Diary

三連休いかがお過ごしでしたか。

私は明日もお休みだと思っていたら、今日が日曜日と気付いて凹んでいます。笑

私は6歳と3歳の子どもがいますので、休日は子ども中心になってしまうのですが、久しぶりに一人で美術館に行くタイミングがありました!

たまたま大阪で一人になるタイミングがあったので、新しく開館した中之島美術館へ。

真っ黒の箱のような外観。

中もシンプルな黒とシルバーの空間でした。

表記も必要最低限。でもとてもスムーズに展示室まで向かえました。

長ーーいエスカレーターを登って展示室へ。それが何かのアトラクションに向かうような感覚で、ワクワク感がすごい。

開館記念展はモディリアーニでした。お洒落な雰囲気の女性の人物画を教科書や街中で見かけたことがあると思いますが、あの柔らかなイメージとは裏腹に、なかなか波瀾万丈な人生。久しぶりにひとり美術館だったので、キャプションもじっくり読めて、展示を堪能できました。

美術館の展示、そこには会ったこともない、すでに亡くなっている異国の作家の絵が飾ってあった訳ですが、そこには一人の人間が作品を生み出すことに苦悩し、迷いながら送った人生が見て取れました。

激動の時代に、自分の信じる美しさや、自分が求めている作品を生み出すために必死に生きた画家の人生。

作品は同時代を生き、交流のあった作家の作品も展示されていて、見応えがありました。

関西の美術館なので、お隣の国立国際や京都から来ている作品も多く、久しぶりに見た作品も多くあったのですが、学生の頃この絵を見て感動したなーとか、この絵を今見ると改めて線の美しさに気付くなーとか、何度見ても受け取る側が変化しているので、新鮮な気分で楽しめるのも、美術館の良いところですよね。

展示室を出ると、またシンプルな空間からスムーズな動線でエスカレーターを降りて行くのですが、降り口の両サイドに小さな壁が作ってあって、そこを抜けると現実に戻るというか、今まで展示を見てる間はパリにトリップしてたのかな?という気持ちになって、小説を読んでいる時のトリップ感を味わえます。

建築家って凄いなって改めて思いました。クロスして降りていく感じも特別感があってとても好き。

まだご覧になってない方は是非パリにトリップしに行ってみて下さい。

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